サッカー 川島永嗣 に関するインタビュー情報をネットやSNSから独自に集めました。
川島 永嗣 プロフィール
川島 永嗣 Eiji Kawashima
1983年3月20日生まれ 埼玉県出身
身長/体重:185cm/82kg 血液型:O型
浦和東高校卒業後、大宮アルディージャに入団。名古屋グランパスエイトを経て2007年に加入した川崎フロンターレでレギュラーに定着し、Jリーグを代表するGKとして評価され日本代表にも選出される。2010年のW杯南アフリカ大会で全試合に出場すると、同年にベルギー1部リーグ・リールセSKへ移籍。リールセSKでは2年連続チームMVPに選出、2シーズン目にはチームのキャプテンにも選ばれる。2012年にはベルギーの名門スタンダール・リエージュに移籍し、日本人GKとしては初となるUEFAヨーロッパリーグ、UEFAチャンピオンズリーグ予選に出場。2014-15シーズン限りで同クラブを退団し、各国の練習に参加しながら移籍先を探した末、2015年12月にスコットランド・プレミアリーグのダンディー・ユナイテッドへの移籍が決まった。
[経歴]
2001-2003 大宮アルディージャ
2004-2006 名古屋グランパスエイト
2007-2010 川崎フロンターレ
2010-2012 リールセSK(ベルギー1部)
2012-2015 スタンダール・リエージュ(ベルギー1部)
2015-2016 ダンディー・ユナイテッド(スコットランド1部)
独自に過去のインタビューを調査
男性の身だしなみに関しての過去インタビューより
厳しい中でも均衡した雰囲気を楽しむ
■スコットランドでの生活には慣れましたか?また、生活するうえでベルギーとの違いなどがあれば教えてください。「スコットランドの生活にはだいぶ慣れました。ベルギーには長く住んでいたので、今はスコットランドで色々な街や美味しいレストランなどを探索しています。ベルギーは平らで山がないですが、スコットランドは海や緑、自然に囲まれた印象があります」
■川島選手から見て、ダンディー・U(ユナイテッド)はどのようなチームですか?
「ダンディー・Uは今年こそ下位に沈んでいますが、スコットランドでは普段常に上位を争うチームで、ただ温かいサポーターとチーム内も含め、みんながファミリーのようなクラブです。スタジアムが300メートル先にあるダンディーFCとのダービーはかなり白熱する試合ですが、お互いのサポーターは試合が終わればパブで一緒にお酒を飲む、そんなスポーツの根源を考えさせられる良い部分もダンディーの街にはあります」
■以前、所属していたリールセもそうでしたが、ダンディー・Uも厳しい残留争いの最中にあります。幾度となくチームの苦境を救ってきた川島流メンタルの保ち方があれば教えてください。
「残留争いは、優勝争いと違い、非常にネガティブな要素が多くなります。自信を失い、勝ちたい気持ちとは裏腹に結果はついてこず、精神的に自分たちを信じることが難しくなります。でもそんな中でも自分ができること、味方ができることに集中するようにしています」
■試合に臨む上で、いつも心がけていることはありますか?それは昔から変わらずなのか、何かをキッカケに変化したのでしょうか。
「毎試合成長することを前提に試合に臨んでいます。先日僕も33歳になり、選手としては良い年齢になってきています。でも若い頃と同じように1日1日、毎試合毎試合、より良いプレーをする、それを心がけています。そして厳しい残留争いの中でも、その均衡した雰囲気の試合を楽しむことを考えています」
実際にやってみないと満足できないタイプ
■これまでのサッカー人生において、一番嬉しかったことを教えてください。
「プロとしてサッカーができることが決まった時と、海外でプレーできることが決まった時ですね。特に海外でのプレーに関しては、ずっと望んでいたことでしたので」
■やはりGKの海外移籍というのはハードルが高いのでしょうか?
「フィールドプレーヤーとは違って、そもそもプレーを見てもらえないですからね。GKはポジションがひとつしかないですし、そこにわざわざ外国人(日本人)を獲るかというと、ほとんどのクラブは獲りません。フィールドプレーヤーよりも移籍の難しさがあります」
■一方、海外移籍のひとつの障害である言葉の壁に関していえば、英語とイタリア語が堪能ということもあり、スムーズだったのではないですか?
「確かに、事前に勉強していたのは大きかったですね。GKとして、言葉を使えないと、自分のプレーに影響してしまいますから。味方への指示を頭の中で翻訳しているうちに、一瞬で状況が変わってしまいます。以前、所属していたベルギーではフランス語を使っていたのですが、慣れるまで2年くらいかかりました。イタリア語は分かるので、フランス語もスムーズにいけるかなと思っていましたが、かなり苦戦しましたね」
■川島流の外国語の勉強方法を教えてください。
「最初は英語でしたが、とにかく何でもやりました。語学学校にも通ったし、本も何冊も買いました。海外旅行に行ったり、オンライン英会話など、自分を飽きさせないためにも、ひとつやって駄目なら違うことにトライしていましたね。当時は日本にいながらだったので、どんなに頑張っても話すことができませんでした。どうやったら話すことができるのか。自分に合っていたのは話すトレーニングでしたので、英語を話す機会、聞く機会を作るようにして、家にいるときも英語のラジオを流したり、洋楽を聴いたりしました」
■自費で単身イタリアに渡って世界的なコーチに指導を受けたエピソードが有名ですが、挑戦することの大切さについてどう捉えていますか?
「性格的に、実際にやってみないと満足できないタイプなんでしょうね。とにかく、自分で興味を持ったことは行動してやってみる。昔から、そういうスタイルでした。日本にいて海外のことで疑問に思ったら、実際に海外に行って感じてみる。自分にとって、より新たな刺激を得る要素にもなっています」
忙しい日々でもニオイケアは欠かせない
■オシャレで知られる川島選手ですが、ファッションのこだわりなどあれば教えてください。また今、スコットランドで流行っているファッションはありますか?
「最近ファッションに関しては少し前と考えが変わってきている気がします。より自分らしさを着る服の中に出していきたいと感じています。スコットランドにいるので、ぜひキルトにもチャレンジしてみたいですね(笑)」
■清潔感のある川島選手ですが、試合や練習後のニオイや汗のケア、キーパーグローブなどの用具のお手入れでこだわっていることはありますか?
「練習、試合後のシャワーの後は必ずデオドラント、香水をつけます。練習後だけでなく、朝練習へ行く前、夜寝る前もお風呂に入るので、1日に2~3回は最低シャワーを浴びています。もちろんグローブもその日使った練習後のシャワーの最中に毎日一緒に洗います」
■ニオイや汗は日常生活でも発生する問題ですが、お部屋のニオイなど気をつけていることはありますか?
「部屋ではアロマオイルなども使いますが、フレグランスなど好きな匂いを置くことが多いです。試合などから帰ってきた後は特に、好きな香りの中で良いリラックスをしたいですね」
■最後に、2016年の意気込み、目標をお願いします。
「2015年は僕自身にとって大きな変化のある年でした。6ヶ月も所属するチームがなく、多くの事を考えさせられました。2016年、まずはサッカーを心から楽しむこと。そしてダンディー・Uと共に残留を実現して、もう一度日本代表としてピッチの上に立ちたいと思っています」