2024-25シーズンの公式戦では8試合に出場していながら、ゴールはなし。プレミアリーグでは5試合中、先発は1回のみで、合計出場時間は79分。オンターゲットはたった1本という結果。ガブリエウ・ジェズスは未だ調子が戻らずに苦しんでいます。
カタールワールドカップでの膝の大けが以降、彼は度々足のトラブルに悩まされ、トップフォームに戻れないままです。
アーセナル移籍初年度の2022-23シーズンでは、プレミアリーグで26試合に出場し、11ゴール6アシストを記録。
手術後も、12試合で6ゴールと結果を出しており、2年目の26歳のシーズンにはさらなる活躍が期待されていました。しかし、膝の負傷により開幕には間に合わず、復帰後もウイングとして3試合プレイし、センターフォワードに戻った直後にハムストリングを負傷。2月には再び膝を痛め、それ以来10試合ノーゴールの状況が続いています。
公式戦で36試合8ゴール、プレミアリーグでは27試合4ゴールという成績。
これは2017年にマンチェスター・シティに移籍して以来、最低の成績です。ジェズスの調子が上がらない一方で、出場機会が増えたトロサールは、2月以降の公式戦20試合で10ゴールをマーク。ミハイロ・ムドリクをチェルシーに強奪されなければ、彼がこの位置にいなかったかもしれませんが、今やジェズスとトロサールの立場は完全に逆転してしまいました。
マンチェスター・シティ時代、セルヒオ・アグエロの控えを務めていた3シーズンのうち2シーズンでは、プレミアリーグで2桁ゴールを決めていました。
それにもかかわらず、幾度も復活のチャンスを得ながら、本来のパフォーマンスを発揮できなかったのは、コンディションもメンタルも万全ではなかったためでしょう。もしジェズスが好調であれば、シェシュコやギョケレスの獲得が話題に上ることはなかったでしょう。
今シーズンの序盤戦はカイ・ハヴァーツやトロサールに次ぐ3番手。
19位のサウサンプトン相手にシュート3本、チャンスを3回創出した数字を復活の兆しと言うのは、少々強引かもしれません。ライプツィヒのシェシュコは今季、公式戦9試合で6ゴール3アシストを記録し、チャンピオンズリーグではユヴェントスとアトレティコ・マドリードを相手に3ゴールを決めています。
一方、スポルティングCPのギョケレスは、プリメイラ・リーガで8試合11ゴールと圧倒的な成績。シェシュコが移籍を望むならクラブはそれを容認するという「紳士協定」があるとされ、ギョケレスもバイアウト条項の8400万ポンド未満で売却される可能性が報じられています。エドゥSDとアルテタ監督は、もし獲得を決断したら、早急に動き出すことになるでしょう。
インターナショナルブレイク明けのボーンマス戦は、カイ・ハヴェルツが膝の負傷で欠場すると報じられています。
ウーデゴールの不在もあり、チームは4-4-2を続けるのでしょうか？布陣がどうあれ、ジェズスには復活をアピールするチャンスです。現在の課題は、「フリーになれるエリアに入ること」と「冷静にシュートを決めること」。もし結果が出せなければ、主戦場はカラバオカップとなる可能性があります。
