鈴鹿アンリミテッドFC Interview 渋谷亮 過去インタビュー調査

サッカー 渋谷亮 に関するインタビュー情報をネットやSNSから独自に集めました。

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プロフィール

渋谷亮
Ryo Shibuya
1992年7月25日生まれ
東京都出身 168cm/62kg
[経歴]
東京ヴェルディユース→中央大学→東京ヴェルディ

ここで成長したいと思った

J1昇格を目指すJ2の東京ヴェルディから、JFL昇格を目指す東海社会人サッカーリーグ1部の鈴鹿アンリミテッドFCへと期限付き移籍をした渋谷亮。ヴェルディユースで小林祐希(ジュビロ磐田)、高木善朗(東京ヴェルディ)ら黄金世代の一員として日本クラブユースサッカー選手権U-18を制し、中央大学への進学を経て再びヴェルディへと戻ったが、プロとしての1年目である昨シーズンは1試合も出場がなかった。ヴェルディ入団時には「緑のバンディエラ(イタリア語で「旗頭」の意味)になる」と“ヴェルディ愛”を語っていた渋谷は、いかにして地域リーグへの移籍を決意したのか。その胸の内を聞いた。

■J2からのレンタル移籍となるわけですが、鈴鹿アンリミテッドFCを選んだ理由を教えてください。
「去年、J2でまったく実績を出せなかった自分のことを、小澤(宏一)監督がわざわざ東京まで来てくれて、一緒に戦いながら成長してほしいと呼んでくれました。自分としては、最初はヴェルディで戦いたいという気持ちが強かったのですが、鈴鹿からわざわざ来てくれて、自分のプレーのことも考えてくれた上で誘ってくださって、そんな人がいるチームなら良いチームなんだろうと思って決断しました。それまで、僕自身と小澤監督は面識がなかったのですが、ヴェルディに古くからの知り合いがいるようで、その縁もあって呼んでもらいました。僕と話をする時間を作ってくれて、本当に自分のことをしっかり考えてくれていて、ここで成長したいという想いで来ました」

■鈴鹿アンリミテッドFCについて、移籍前の印象と、実際に入ってからの印象を教えてください。
「移籍する前の印象としては去年、東海リーグで優勝できなかったチームなので、きっと色々な問題を抱えているんだろうと覚悟して来ました。でも実際に来てみると、一生懸命プレーして、自分が成長していくことを考えられる環境があって、サポートしてくれる人がいて、選手たちも監督も本気で上を目指しているチームでした。正直、僕はプレー以外のことで悩むこともほとんどなく、自分がプレーを良くしていけば絶対にチームも良くなるという環境があるので、日々ありがたいと思いながらサッカーをさせてもらっています」

■三重県、また鈴鹿市の印象はいかがですか?
「僕は23年間、東京で暮らしていて、シティボーイなんですけど(笑)。初めて地方で暮らすことになって、正直もっと田舎の暮らしを想像していました。でも本当に暮らしやすくて、確かに車がないと不便ではありますが、車さえあれば自然が豊かで、人も穏やかで、アンリミテッドの選手も良い人ばかりで、街も応援してくれるし、すでに鈴鹿が好きになっています(笑)。移籍する前の印象は、三重県が47都道府県にあることすら忘れてしまうくらいの印象で、自分が住むなんて思いもしませんでした。最初は買い物も名古屋まで出なきゃだめかなと思っていましたが、全部鈴鹿で済みますし、オフの日もわざわざ遠出するより、鈴鹿のお店を探索したりしています。あとF1は絶対に観に行きます!」

■岡田武史さんがオーナーになったFC今治も同じカテゴリーですが、地域リーグの印象についてはいかがですか?
「JFLより下のカテゴリーということで、正直レベルが低いと思っている方もたくさんいると思いますが、僕は去年、結局Jリーグで試合に出れませんでしたし、そう考えると、チャレンジする場としては良い環境だと思っています。ここで活躍して、チームも自分も上を目指していくという意味で、初心に戻れるリーグだと思っているので、一生懸命プレーに打ち込めます」

感謝の気持ちをピッチで表現したい

■今シーズン、自分やチームの「ここを観てほしい」というところはありますか?
「自分のプレーとしては、まず相手に走り負けないこと。ピッチ上の色々なところに顔を出して、攻守に関わりたい。地味かもしれませんが、その1つ1つプレーの精度を観てほしいと思います。チームにも色々なタイプの選手がいるので、メンバーの組み合わせによって1人1人の個性が合わさり、チームとして様々な色が出ると思うので、そういうのも楽しんでもらいたいですね」

■昨シーズン、ヴェルディから期限付き移籍していた北脇健慈選手からアドバイスはありましたか?
「小澤監督の歌が上手いとか、そこを褒めたら喜ぶとかですかね(笑)。でもやはり、地域リーグ全体がそうかもしれませんが、自分の意識次第で、(ヴェルディに)戻ったときのフィーリングが全然違うと言っていました。そして今、健慈くんがJリーグに出場して結果も出していることを観れば、自分のモチベーションにもなります。鈴鹿で自分が何をするかで、この先のサッカー人生も変わってくる。一年間長いだろうけど、何を目指しているのかを貫くことができれば大丈夫と健慈くんからアドバイスを貰いました」

■今シーズンの目標をお願いします。
「絶対にJFLに昇格します。それに対して、どこまでもこだわることが大切だと思います。地域リーグの昇格制度を見れば、上がるチームは本当に奇跡的な上がり方をしないといけないと思うので、目標に向かってどこまでも貪欲になること。そのために、自分が成長していくことが大事だと思っています」

■最後に、ファンへのメッセージをお願いします。
「毎試合、良い試合も悪い試合も、大きな声援を送っていただいて、練習も観に来ていただいて、本当に励みになっています。鈴鹿に来ることができた縁も大切にして、感謝の気持ちをピッチで表現したいと思っているので、これからも応援宜しくお願いします」

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